USE CASES
IoT (Internet of Things)向けAstra DB
私たちの自宅やオフィス、交通機関、工場、店舗にあるスマートデバイスは、大規模なデータを生成することで、データエコノミーを塗り替えています。
Statista社が行った市場調査によると、IoT(Internet of Things)市場は2030年までに全世界の年間売上高が1兆米ドルを突破し、2020年の2倍以上の規模になると予想されています。さらに、全世界のIoT接続機器数は、同10年間で3倍になると予測されています。
IoTアプリケーションは、様々な形式のリアルタイムデータを生成する数百万(場合によっては数十億)台のIoTデバイスに接続しています。これらのIoTデバイスは、’エッジ’ロケーションに分散し、データセンターやクラウドに接続しています。5Gテクノロジーは、その接続をハイスピードかつ低レイテンシーでさらに高速化します。これらの大規模なリアルタイムIoTアプリケーションを実現するためには、スケーラビリティ、データモデリングの柔軟性、マルチリージョンとクラウドでの可用性を備えたリアルタイム・データ・ソリューションが必須です。
Astra DB が IoT に最適である理由
何十億ものスマートコネクトされた「モノ」のために効率的にスケールアップ
Astra DBは、小規模なデータベースから始め、IoTアプリケーションに接続するデバイスやデータ量の増加に合わせてデータベースを拡張できる従量課金制のDBaaSです。Astra DBは、Astra Streaming (Streaming-as-a-Service) と組み合わせることで、IoTデータのリアルタイムでの取り込み、保存、処理を可能にします。Astra DBにより、指数関数的に増加するIoTデータを簡単に管理し、データを活用して生産性と業務効率を向上させることができます。
分析のためのリアルタイム・データパイプラインを簡単に構築
Astra StreamingによるAstra DBのCDC(Change Data Capture) は、分析用にリアルタイム・データ・パイプラインを作成することができます。CDCを使用することで、Astra DBのデータは瞬時に機械学習(ML)モデルやデータウェアハウスに送られ、ほぼリアルタイムに分析、リコメンデーション、アクションを行うことができます。
多様なIoTデータに適応するマルチモデルの柔軟性
IoTデバイスは多種多様で、さまざまなデータ形式を生成します。Astra DBは、Document(JSON)、REST、GraphQL、gRPCの各APIをサポートしてマルチモデルの柔軟性を提供し、さまざまなデータ形式に対応します。Astra Streamingは、時系列データの管理とイベントストリーム処理を可能にします。Astra DBとAstra Streamingを組み合わせることで、あらゆる形式のリアルタイムIoTデータ処理に必要なデータパイプラインを提供することができます。
IoTエッジからあらゆるクラウドへ
Astra DBは複数のクラウド・リージョンにまたがっており、AWS、GCP、Azureに導入することが可能です。これにより、Astra DBは世界の複数のリージョンでIoTエッジに近しい存在となることができます。また、Astra DBとAstra Streamingは、インストールとメンテナンスの運用費用が不要で、 またどのクラウドでもお使いいただけるAstraクレジットで使用量に応じた支払い(従量課金制)となるため、TCOを節約することができます。
Astra DB IoT データモデル &クエリの実例
IoTアプリケーションの一例として、複数の温度センサーが接続された温度監視装置/センサーネットワークについて考えてみましょう。各センサーはタイムスタンプ付きで温度に関する情報を提供し、この情報はさまざまな種類のクエリを通じて配信されます。
ここでは、関連するデータとクエリのためにAstraDB内で作成された温度センサーとネットワーク・データモデルを視覚的に表示しています。
温度センサーネットワーク・IoTアプリケーションの詳細については、データモデリング・ライブラリーをご覧ください。こちらもIoTデータモデリングに関するガイダンスとして優良なリソースです。「IoTのためのデータモデル5選:Apache Cassandraのステートに基づく最新のIoTイベントの管理」